―こちらで働き始めてどれくらい経ちますか?
ちょうど1年半くらいですね。以前はA型事業所の職員でした。職業指導員として仕事を利用者の子に教えたり、日常生活のサポートを行ったりしていました。ですが、体力的に厳しくなってきたこともあり、余裕がだんだんなくなってきたんです。その時に偶然出会ったのがこの「スマイル」でした。
その時はまだオープンしたての時でしたが、社長の三好さんに出会ったことが、ここでお世話になる決め手になりましたね。
ーどういう印象がありましたか?
A型事業所で勤務していたとはいえ、こちらでは経験もありませんから、最初は不安でした。「本当にできるかな?大丈夫かな…?」と心配していましたね。
ですが、社長が運営されているデイサービスの話のお話などを聞くと、利用者さんをとても大切に思われている部分とか、すごく安心感があって、「ここなら大丈夫だ」と思いましたね。
ー実際に働いてみてどうですか?
まず、先ほどの「安心感」の続きですが、社長は余計なことは言いません。ただ、私が相談すると必ず的確な返答をいただけます。働きやすいですし、いいサポートをしていただいていると思いますね。
それと、勤めてみてよかったと思うのは、利用者さんやご家族との関りです。私も4人の子どもを持つ親として、利用者さんはもちろん、ご家族の方々から日々、勉強させていただいています。成長させていただいている。学ぶことが本当に多いんです。
ーご家族に安心していただくために「心がけていること」などありますか?
そうですね…。少しずつ、信用を積み重ねていくこと、でしょうか。
最初はみなさん、疑いから入られます。
「ここで大丈夫か?」
「この人で大丈夫か?」
それは当然のことですので、信用を積み重ねる努力は、まだまだ至らないところも多分にありますが行っていると思います。伝えるべきこと、伝えない方がいいことの取捨選択もそうですが、言葉の選び方ひとつとっても気をつけるようにしています。小さいことですが、そういうことの積み重ねが大事だと思っています。
その結果、ありがたいことに
「ここに入れてよかった!」
と言ってくださることは何よりうれしいですし、
「中山さん、これ、どう思う?」
など、親御さんからご相談いただくことも多いんですよ。このワンクッション。これが入ることがすごくありがたいんです。ちょっとずつ歩み寄って来てくださっているんだな…と、信用の積み重ねや、やりがいも感じられるからです。
ー今後、どういう施設にしていきたいですか?
「責任を持てる範囲はどうとでもするから、好きにやって!」
そう伝えたいですね。
最終的には利用者さんの自立を目指しています。自分がやったら早いことは多いですが、見守るのはしんどいこと。
「あそこでの生活があったから、いまこうして生活ができている」
自立した利用者さんから、そんなことを聞きたいですね。
ー最後に。スマイルにはどんなスタッフさんに来てほしいですか?
利用者さんのことを一番に考えてくれるのはもちろんですが、「ありがとう」が出る職場にしたいんですよね。
「働いてやっている」ではなく、「働かせてもらっている」という感謝の気持ちを持てる人と一緒に仕事がしたいですね。前向きな人と関わっていきたい。
なぜなら、利用者さんも不安があったり、その日によって状態が違うわけです。ありがとうの感謝の気持ち、前向きな姿勢でホーム自体の空気がよどまないようにしたいですからね。それがひいては、「我が家のような安心感を得られる場」につながってくると思います。